2016年1月18日月曜日

漁港・海のゴミ問題について ~O川島で見た心無い漁師の行動からの問題提起~

海は誰のものか

漁師がそんなに偉いのか


正直そんなことはどうでもいいTKTNです。おはこんばんちは。

前回のO川島デイアジングで、漁師が大量のゴミを、当たり前のように海に捨てている光景を目の当たりにした。

これを機会に、ゴミ問題について考え、記事にしようと思う。





 ~目次~
 1. 海のゴミ問題について
 2. 釣り人のゴミ
 3. 漁師のゴミ
 4. その他のゴミ
 5. ボクらにできること
 6. 更にその先へ
 7. 最後に

 1. 海のゴミ問題について


釣り人のみならず、マリンレジャーがお好きな片はご存知であろう海のゴミ問題。

種別として、釣り人のゴミ、漁師のゴミ、その他のゴミ、とここでは分けることにする。

さてこのゴミ問題、放っておくとどうなるか。

・微小なプラスチック片(ルアー含む)を飲み込んだ魚から生態(生体)濃縮が起こり、最終的には食物連鎖の頂点にいる人間に濃縮される。

・ゴミによって引き起こされた赤潮で魚が死滅

・ゴミを飲み込んだ魚や海鳥が死滅

といったことが一般的か。

我々釣り人にとって影響することを挙げれば、

・浮遊するゴミがルアーやラインに絡みつき鬱陶しい(ルアーのロストやラインの損傷、魚のコンタクトチャンスの損失)

・漁港に捨て去られたり、漁船の係留ロープに残ったフックの類は非常に危険

・見ていて気持ちいいものではない

そのたetc、という感じか。

とにかく、ゴミは百害あって一利なし。ゴミを無造作に捨てていいことなど一つもない。

また、海のゴミ処理には当然お金が掛かる。
国や自治体が動く場合誰が支払うか?
我々国民の血税が使われています。

たとえば、日本一漂着ゴミの被害を受けている対馬を有する長崎県は、年間4億円を超える費用を漂流ゴミの処理に費やしている。


 2. 釣り人のゴミ


よく見かけるのは、係留ロープに絡まって残されたサビキ。
堤防に無造作に捨てられたサビキ、スナップ、ジグヘッド、ワーム、フック、壊れたルアー、浮き、エサ(パックやケース含む)、等々。
根掛かりでラインブレイクしたルアー、仕掛け、ライン。
不意な大物のヒットや釣り人の技量不足による、ファイト中に起こったラインブレイク。

海中で視認はできないが、おそらく相当量あると思われるのが根掛かりやラインブレイク等で海中に残された仕掛け、ルアー、等。

釣り人のゴミは挙げればキリがないほどにある。


 3. 漁師のゴミ


前述の漁師が海に何を捨てたかは知らない。

遠目から見た限りでは、大量の浮きや発泡スチロールの欠片のようなものだった(スーパーのビニール袋にパンパンに入ったものを、3袋ほどビニール袋ごと海に投下・・・)。

釣り中によくフッキングして引っ掛けるのはロープの類(まあ漁師とは断定できないけど)。

磯歩きをしていてよく見かけるのはブイ。

漁港内でよく見かけるのは、傷つき商品にならない大量の魚の死骸。

漁師だって立派にゴミを平気で海に捨てている、というのが現実。

# 一部の心無い漁師だけであって~、という問題ではない。一部/全部の話をすれば、悪者扱いされる心無い釣り人も"一部"のはず。


 4. その他のゴミ


釣りをしないマリンレジャー好きな人には馴染みがある漂流ゴミ。

ペットボトルや網、洗剤のボトルや空き缶、ビン、等々。

海外から海流に乗ってわざわざ日本に流れてきているものもある。

同じように、日本から海外に流れていくゴミもあるのでしょう。

海外の海岸に打ち上げられた、日本語のラベルが貼られた大量のゴミ。

恥ずかしい光景ですねー。


 5. ボクらにできること


「海・漁港は漁師の仕事場です。釣り人はそこを汚さないようにしましょう」

というような文言をよく見かける。

それ自体は大いに賛成であるし、ボクも心がけていることではあるのだけど。

でも釣り人が出すゴミのみならず、漁師だってゴミを出している。釣り人や漁師以外にもたくさんゴミを出している。

釣り人=悪者

という構図をひとまず改めて、

「海はみんなのものです。みんなで守っていきましょう」

という姿勢にならないものか、と思うところ。

こと漁港や海に関しては、釣り人がもたらす利益ってほとんどないんじゃないか、と思えてしまうのが悲しいところではあるけども、もう少し広い視点で物事を見れば、釣り人が地域にもたらす経済効果って実はけっこうあるのでは、と思う。

釣り場周辺の飲食店やコンビニ然り。

地元の安いお店で食材を仕入れてから釣りに出かけるのもいいけども、ここはひとつ、釣り場周辺の経済の為にも、現地での食料調達を考えてもいいかもしれない。

あとは、本当に基本的で簡単なこと。

「自分が出したゴミは持ち帰る」

ということ。

釣りで出たゴミ
・ライン・リーダーの切れ端
・ボロボロになったワーム
・使えなくなったフック
・壊れたルアー
・使い終わったサビキ
・エサのパック
・釣り具のケース(化粧箱)

釣り以外で出たゴミ
・弁当やパン、おにぎりのパック、包装
・カイロの袋

等々。すべて、自分で出したゴミは持って帰りましょう。

「なぜ持って帰らないか」

の理由を考えてみると、自身の昔の恥ずかしい経験に基づくのだけど、やはり、

「持って帰る術がない」

ということかと思う。

ゴミ袋の類を持っていない。

誰も、ゴミを裸のままでポケットやタックルバッグ、クーラーボックスに入れたくはない。

ボクは釣りで出たラインやリーダーの切れ端や使い終わった仕掛けを入れる為に、タックルバッグやライフジャケットにゴミ収納用の小さい巾着を装着している。

更に、魚が釣れた時の魚汁漏れ出し防止の為に、ビニール袋をかなり多めに持ち込んでいるので、そこに自分が出したゴミを入れて持って帰っている。

こうすることで、ゴミとゴミ以外の分別が容易にでき、ゴミ持ち帰りの障壁はかなり下がった。

海中に残すゴミ(ルアー、仕掛け)に関しては、
安易に底取りをしない
ある程度強度の高いラインで始める
ラインを自ら切るのは一通り試してから
でしょうか。

陸の上の清掃活動はできても、海中の清掃活動は困難なため、海中になるべくゴミを残さない、という意識は持って頂きたいところ。


 6. 更にその先へ


自分が持ち込んだゴミは自分で持ち帰る、ということができるようになったら。

1つでもいいので、自分が出した以外のゴミも持ち帰ってみる。

自分が出したゴミを持ち帰るのは、あくまでプラスマイナス0。

しかし自分以外が出したゴミを持ち帰ることで、事態はプラスに転化する。

アングラーひとりひとりがそういった意識を持つことで、海・釣り場はキレイになっていくのではないだろうか。

関東、瀬戸内、九州でも釣り場の清掃活動を行っている釣り団体が存在する。

明確にチームと謳っている団体もいたり、有志を募って活動していたり、ショップが主催していたり。

いずれも、

「気持ちよく釣りがしたい」

「これからも釣りを楽しむ為に海をキレイにしたい」

といった気持ちからそういった活動を行っているのだと思う。

ボクもまだ清掃活動の類には参加したことがないのだけども、秋シーズンにシイラでお世話になるとある漁港でも清掃活動を行っているそうなので、参加してみようと思う。


 7. 最後に


釣り人、漁師、その他が出したゴミには大切な税金が膨大に使われている。
釣り中は陸上、海中にゴミを残さないように細心の注意を払いましょう。

まずは、

「自分が出したゴミは持ち帰る」

という意識を。

その意識が自分の中に根付いた頃に

「落ちてるゴミを拾ってみる」

ということをやってみましょう。

そのためには持ち帰る為のゴミ袋を持参してみましょう。

また、各地で清掃活動を行っている団体もあるので、気軽に参加してみましょう。


これからも釣りという最高の趣味を楽しむために、海を大切にしていきたいですね


本記事は、「TKTNの思考・戯れ言」のカテゴリに属しています。

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