2017年3月2日木曜日

【人柱】ICAN カーボンクリンチャーホイール インプレッション【掘出物?】



ICAN 38mm カーボンクリンチャー

使ってみての感想です。

かなり厳しい目で見て、忌避のないインプレッションを致します。

まずは一言。


このホイール、いいです。

詳細を。




いつもLSDを行う平坦・上り・海風が激しい区間を含むコースにおいて、2回のライドで120kmほど走った際の感想です。

1回目のライド時は、正直

「悪くはないがよくもない。パッとしないけど練習用としてはまあありかな」

程度のインプレかなあ、なんて思ってたんですが。

2回目(というか脚が回復してから)のライドで印象が変わりました。

これは使える。

総評は、

リム精度 ★★★☆☆
ホイール縦剛性 ★★★★☆
ホイール横剛性 ★★★★☆
ブレーキング性能 ★★★☆☆
乗り心地 ★★☆☆☆
平坦巡航性能 ★★★★☆
加速性能 ★★★★☆
登坂性能 ★★★★☆
空力特性 ★★★★☆
タイヤのハメやすさ ☆☆☆☆☆
デザイン ★★★☆☆
価格 ★★★★☆

■走行性能に関して

リム精度 ★★★☆☆
ホイール縦剛性 ★★★★☆
ホイール横剛性 ★★★★☆
平坦巡航性能 ★★★★☆
加速性能 ★★★★☆
登坂性能 ★★★★☆
空力特性 ★★★★☆

個体差なのか、リムの継ぎ目に1箇所段差があり、ブレーキングで少しだけ引っかかります。
TKTNはペーパーでちょっと削っておきました。

リム自体をバラして測定したわけではないのですが、重さの不均一や形状の不均一はなさそうです。

剛性に関しては「高い」と自信を持って言えます。
ペダルを踏み込んだ際にスッと進む感覚があります。
横剛性に関してもこの価格帯としては高いかと思いますが、ブレーキシューのクリアランスによっては激しいダンシングでシューにタッチしてしまうかもしれません(1mmほどのクリアランスなら触れないレベルです)

上りで腰を上げての加速や、1,000Wを越えるようなスプリントでも、ビッグパワーをしっかり受ける剛性があります。

平坦の巡行性能については可もなく不可もなくですが、標準よりは高いように感じました。

横風や斜め風を推進力に変える、といったことはありませんが、38mmというリムハイトは、強い横風にも耐えられる限界だと個人的には思っており、そういった面での空力はよいと思います(特段横風でふらつくということはありません)。

リムそのものの剛性もそうですが、CNスポークの剛性も相当に高いのでしょう(テンションも高めになっています)。

ギアを掛けても、高ケイデンスでも引きずるような感覚はなく、好印象。

ペダリング中の走行性能もそこそこ高いのですが、特筆すべきはコーナリング時の安定感です。

その剛性の高さによるものだと思いますが、ハンドリングは、オーバーもアンダーも出ず、至ってニュートラル。

ターンインでバイクを倒した後の安定感がかなり高く、狙ったラインをコーナリングできます。

S字等の切り返しもクイックで、峠の下りを全開で攻めても安心感がありました。


■ブレーキング性能に関して



カーボンホイールの宿命が、ブレーキの効かなさと、熱ダレによる不均一なストッピングパワー、そして最も大きな問題が、ブレーキ面の融解ではないでしょうか。

このホイールは、ブレーキ面をバサルト加工してあります。
耐熱性にすぐれた玄武岩を練り込んだ樹脂をブレーキ面に接着しているらしく、耐摩耗性と耐熱性を向上しているようです。

ブレーキ自体は「効く」のひとこと。
アルミほどではありませんが、コントロール性も高く、実用に耐えうるレベルです(レースでも使えると思います)。

ブレーキ時は「シュー―――――――」という特有の音がします。
峠の下りでわざとハードにブレーキングをしてみましたが、ブレーキが「ぎゃああああああああ!」と鳴くことはありませんでした(もっと長い下りで更にハードに使用すると鳴くかもしれません)。

熱ダレ自体はブレーキシューの問題がほとんどなので割愛。


■乗り心地に関して

乗り心地 ★★☆☆☆

全体的にカッチリ仕上がっており、乗り心地はよくありません。

これまで普段履きに使っていた50mmハイトのクリンチャーや、38mmハイトのチューブラーと比べて、路面の衝撃が割とダイレクトに伝わってきます(多少角は取れていますが)。

■タイヤのはめやすさについて

タイヤのハメやすさ ☆☆☆☆☆

絶望的と言ってもいいレベルです。
カーボンクリンチャーの熱問題の解決のためだと思うのですが、リムの底がかなり高い位置にあります(ブレーキ面の真ん中にリムの底があるイメージ)。

よってタイヤビードの余裕がなく、タイヤレバーを使ってタイヤを嵌める→チューブ傷つけてパンクで、連続3本のR Airをダメにしました。

どうしたもんかと思いついたのが、タイヤを踵で踏みつけてビードを嵌めるということ。
こうすればタイヤレバーを使わず、一発で装着できました。

ハメやすさ自体は絶望的ですが、その対応策はあるので、個人的には気にしていません。

■デザインについて



デザイン ★★★☆☆

ロゴなしなので、可もなく不可もなく、です。

TKTNはオリジナリティを出すために、ステッカーチューンをしました。

スポークは扁平しており、SAPIM CX-RAYの1.5倍ほどの幅があると思います。
このスポークによる迫力もそれなりにあります。




■コストパフォーマンス

価格 ★★★★☆

これだけ高性能で、欠点のないホイールが送料込み5万弱で買えるんです。

自転車業界に還元、だとかいったキレイごとをボクは言うつもりはないので、正直にこのホイール、ありだな、と思います。

もう1万安ければ★5つでした。

■最後に

厳しい目で見ても、否定するところがないどころか、かなり高性能なホイールでした。
練習用で見栄を張るには十分過ぎるほどの性能です。

・中華製は気にしない
・予算が少ない(5万円くらいはある)
・それなりに高性能なホイールが欲しい
・練習用のホイールが欲しい
・見栄を張りたい

といった方におすすめできる一品です。

パフォーマンスとしてはフルクラムレーシングクアトロカーボンと同じようなラインにいると思いますが、あちらは実売15万円、こちらは実売5万円。

3倍の価格差があるかというと・・・正直ないと思います(レーシングクアトロカーボン使ったことないですが)。

■38mmハイトクリンチャー

ICAN(アイカン) カーボンホイール クリンチャー 前後セット ロードバイク用 リム幅23mm  リム深38mm  Sapim スポーク(CX-RAY)-標準グレードスポークより30%軽量
by カエレバ

IMUST(アイマシト)カーボン クリンチャー ホイールセット 38mm深 23mm幅 空気力学的なデザイン 1ペア
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※IMUSTもモノは同じらしい

■50mmハイトクリンチャー

ICAN(アイカン) リム幅23mm リムハイト50mm  カーボンクリンチャー ホイール前後セット ロードバイク用  CNスポーク R36 カーボンハブ
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ICAN(アイカン)カーボンホイール クリンチャー 前後セット  ロードバイク用 リム幅23mm  リム深50mm ホール数:20/24穴 UD-マット
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※50mmはICANにもロゴなしがあるらしい

IMUST(アイマシト)カーボン クリンチャー ホイールセット 50mm深 23mm幅 ロードレース用 CN(フラット)スポーク 1ペア
by カエレバ











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